資産運用覚え書き★資産運用の基礎知識

資産運用覚え書き★資産運用の基礎知識
資産運用の手段はたくさんあります。金持ち父さんが言うように、まずは学ぶこと。そして小額からチャレンジしてみることです。

ビギナーがファンドの手法や戦略を真似ていい? 2007/03/13 号

マネーのまぐまぐ!の人気コーナー「トレードセンス講座」です。
2007/03/20 号


≪問題≫ 以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●投資心理に関する問題
最近あなたは、為替取引をはじめました。まだ慣れていないので、ファンドが
行っているキャリートレード(金利の安い通貨を借り、金利の高い通貨で運用
する手法)をはじめとするプロの手法を試してみようと思います。ビギナーが
ファンドの手法や戦略を真似ていいものでしょうか?

(1)下手なうちはプロを真似るのがよい
(2)何事も最初が大事。損をしてでも自分の手法を確立する
(3)ファンドの真似をしている人が多いので逆のポジションを取る


☆私の考え☆ (1) 何事も、最初は真似からスタートするものです。独自性はあとから備わってくるもの。 特に投資の場合は、(2)のように「損をしてでも」なんてことをしていたら、生活自体立ち行かなくなってしまう可能性があります。

また、(3)のように多くの人の逆を行くと言うのも、きちんとした裏付けがあって初めて行うべきものではないでしょうか。闇雲に、「ファンドの反対を行く」というのでは、結局ファンドと運命をともにするという点では同じではないでしょうか。
それなら、素直にファンドの動きを(小額で)追いながら、投資に慣れていくというのが順当だと思います。

さて、正答は?

↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答











(1)・・・今回も正解でした!
解説は面白いので、ぜひ全部読んでください。

http://money.mag2.com/invest/tradesense/

一部引用します。
・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・
子供が言葉を覚えるのも、スポーツのやり方を学ぶのも、最初は真似ることから始めます。プロのディーラーに手取り足取りで教えてくれる人はいません。駆け出しの頃は先輩ディーラーの隣に座り、様々な雑用をこなしながらディーリングを見て覚えます。個人投資家がプロのやり方を学び、真似ることは上達への近道です。その意味で、(1)下手なうちはプロを真似るのがよい、を正解としました。
・・・・・・・・・引用・・・・・・・・・・・・・・

キャリートレードもばら色ではないのですね。これは肝に銘じておく必要がありそうです。


株価指数が下落傾向、そのときの戦略は? 2007/03/13 号

2007/03/13 号

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●投資心理に関する問題
出来高を伴い世界の主要株価指数が下落しています。日経平均も去年の最安値
に近づいてきました。そういう状況で、あなたは去年のボーナスを使っていな
いことに気づきました。これを使う場合、どのような戦略がいいでしょうか?

(1)最安値で買うために、分割で買い下がる
(2)安値を買えなくても、相場が反転したのを確認してから買う
(3)相場が不安定なので、現金で持つ



☆私の考え☆ (2)
今回は、ガス抜きのようなもので、日本経済の先行きが暗くて下げたわけではないと思います。
大きく下げたから、しっかりと反発してくると判断します。
慌てることなく反発を確認してから、うすくてもしっかりと利益を手にしたいと考えます。よって、(2)で行きたいですね。

↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答



さて、正解は?




(2)・・・正解でした。
解説の一部を引用します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トレーディングの極意は、「谷越えを待って買い、山越えを待って売る」というものです。最安値で買って、最高値で売り抜ける、あるいは最高値で空売りして、最安値で買い戻すのは、痛快には違いありませんが、そうはうまくいかないものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

テクニカル指標は、値動きに少し遅れてサインを出す。これは至極当然のことですね。
それを確認してから動くのがより賢明だということでしょう。

いつもながら簡潔でわかりやすい解説がついています。ぜひサイトへ飛んで、じっくり読んでください。


ファンダメンタルズの情報はもう不要? 2007/02/27 号

マネーのまぐまぐ! 2007/02/27 号のトレードセンス講座の問題です。

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●ニュースに関する問題
以前は日経新聞や金融関連のニュースサイトを読み、ファンダメンタルズをベー
スにトレードをしていましたが、最近はチャートをベースにトレードし、利益
も出ています。日経新聞やニュースサイトなどファンダメンタルズの情報はも
う不要なのでしょうか?

(1)トレードの迷いになるので、ニュースは読まない
(2)トレードの選択肢を増やすためにも、ニュースは必要
(3)ニュースは後付け解釈だと思って、参考程度に読む


☆私の考え☆ (2)

一番無難な答えですが・・・。
ファンダメンタルズ的に選ばれる銘柄は短期では利益を生むと限らないですが、長期的に見れば、良い結果をもたらすことが多いと思います。

短期的な結果を追求するなら、チャート中心でよいと思います。あまり考え込まずに進めることができます。
特に最近では、ファンドの動きが脈絡もなく市場を動かして今うことが少なくありません。
そんなときにはファンダメンタルズを持ち出しても話はつながらないと思います。

極論すれば、短期はチャット系オンリー。長期はファンダメンタルズ重視で、小さく幅広く仕込むべきだと思います。

↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
http://money.mag2.com/invest/tradesense/2007/02/post_37.html


正解は ↓ ↓ ↓



(3)でした。はずれです。
質問には利益が出ていると書かれています。それならば、それに注目してより集中できるようにするのが得策ですね。
「プライスの前では、すべてのことは補足事項にすぎません。チャートをベースにして利益が出ているのなら、それでいいのです。」なんて具合に説明されています。

かっこいい言葉ですね。


持ち株に有名ファンドの買いが入ったが? 2007/02/20 号

マネーのまぐまぐ! 2007/02/20 号のトレードセンス講座の問題です。

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●ニュースに関する問題
5%ルールで、持ち株に有名ファンドの買いが入ったのを確認しました。しか
し、なぜか株価は下がる一方で、損切りラインに引っかかりました。どのよう
にするのがいいでしょうか?

(1)そのまま保持
(2)損切りする
(3)ファンドが買っているのでナンピンする

注)5%ルール:
http://www.tse.or.jp/glossary/gloss_0/gopasento.html


☆私の考え☆ (2) 「こうなるだろう」と思っていても、自分の予想できないような事情があって、予想通りにならないことは良くあります。

損切りのラインは、何より重視したいもの。
それができるようになったら、一人前!という気がしませんか?

有名ファンドが大量保持したのは、株価にとって追い風です。しかし、ラインを超えたら基本的には、損切り実行。これが長期的に見て、負けない投資だと思うのですが、いかがでしょうか?


↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答


久しぶりに正解でした。内容も予想通り、この件については、私もいいところをついていたようです。
解説中の、
「相場での真実は価格だけです。」というのは、とてもわかりやすい言葉でした。


どの株を手仕舞えばいい? 2007/02/13 号

マネーのまぐまぐ! 2007/02/13 号のトレードセンス講座の問題です。

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●個別銘柄に関する問題
株式投資をはじめたあなたはチャートや新聞のニュースを参考にいくつかの銘柄を買いました。その後、半年ほど経って、新しい株を買いたいと思っていますが、現在持っているどの株を手仕舞えばいいでしょうか?

(1)マイナス15%ほどの含み損が出ている銘柄
(2)プラス15%ほどの含み益が出ている銘柄
(3)全く値動きのない銘柄



☆私の考え☆ (3)
以前、何かで読んだ気がします。値動きのない銘柄が一番役に立たない・・・???

マイナス15%というのは、反発の可能性も秘めているはず。
確かにさらに下げる可能性もあるでしょう。
しかし、いずれにしても必死になって動きも追跡していくことになるでしょう。
一種のリスクであり、それは負わなければならないと思います。

一方値動きがないというのは、たんす貯金をしているも同然。
投資として株式を所有している意味は低いと思うのですが。

あなたならどうしますか?


↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答



残念。正解は(1)でした。

もっと言うと、全部売ってしまって、再度銘柄選びをしていくことが望ましいのではということでした。
相変わらず、解説は簡潔でわかりやすいですよ。
ぜひ、じっくりお読みください。

私は、修行が必要です。


日本の株式市場の経験は他で使える?2007/02/06 号

マネーのまぐまぐ! 2007/02/06 号のトレードセンス講座の問題です。

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●個別銘柄に関する問題
景気が回復したという報道にも関わらず、日経平均は足踏みしています。あな
たは日本の株式市場にいったん見切りをつけ、話題の中国株、ベトナム株にチャ
レンジしてみたいと思っています。また、FX取引などにも興味があります。チャー
トの読み方を誤らなかったり、損少利大を守れば、どこの市場でも勝ち残れる
のでしょうか?

(1)正しいチャートの読み方、損少利大を守れば、どの市場でもリターンを狙える
(2)日本の株式市場の経験は、日本の株式市場でしか通用しない
(3)日本の株式市場の経験は、世界の株式市場で活かせるが、FXなどでは使えない

※損少利大:損失は早めに確定させて、利益が出ている間は保持すること。



☆私の考え☆ (3)だと思います。
チャートの理解と自己ルールの徹底ができたとしても、「どの市場でもリターンを狙える」というのは、言い過ぎではないだろうか。(1)はないと思う。

日本株式の経験は、日本経済の鏡なので、他の国の株式市場に100%応用はできないにしても、世界に共通する投資家心理を理解するということに役立つと思う。

さて、正解は?

↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答


(1)が正解でした!

「取り扱う商品が変わっても基本的な値動きのパターンは同じなので、相場の理解にもっとも役立ったのはチャートです」ということでした。

私は、チャートをきちんと理解していないので、その力を過小評価してしまったようです。

勉強、勉強、そして実践!


大きなポジションを持っている時の出張、どうする?●投資心理に関する問題

マネーのまぐまぐ! 2007/01/30 号の問題です。



≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●投資心理に関する問題
スイングトレーダーのあなたは、信用取引を含めた大きなポジションを持って
いて、含み益が30%ほど出ています。1日の変動幅は月給を超えるほどです。
ところが来週から海外出張の予定が入りました。どのようにすればいいでしょ
うか?

(1)利を伸ばすためにも現地からアクセスして相場を見る
(2)一旦利益を確定させる
(3)左遷を覚悟で出張を拒否する



☆私の考え☆ (2)でいきたい!
文脈から本業はまだ続けていくという前提の話のようです。
(1)なら、
落ち着かない状況で判断を下して、失敗したときはとても後悔しそう。
本業にも力が入らず中途半端になってしまいそうです。

(3)相場は今回だけでなく、まだまだ明日もあさっても開いています。(どこかで聞いたフレーズです。)
専業のトレーダーではないのだから、ここだけにこだわらず半年とか1年とかのスパンで物を考えてしっかりとプラスを重ねていくというあり方がいいと思います。

さて、正解は↓



↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答


今、正解を見てきました。 相場を離れることも相場には大事なこと、これはほかのことにも通用する話ですね。 相場は世の中とつながっている、これもそのとおり。相場だけを見ていたのでは相場がわからなくなることもありますね。 納得できる解説でした。しかし、自分が実際に判断しなければならないところにおかれたら、今回のように冷静に考えられるかどうかは自信がありません・・・。 息長くトレーニング続けていきたいです。

同僚の儲け話は?(マネーのまぐまぐ! 2007/01/16 号)

マネーのまぐまぐ! 2007/01/16 号の問題です。



≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●その他の問題
会社の同僚に相場で儲けていると評判の人がいます。その人と偶然同席した時、
儲け話を聞かされました。どのように聞くのがいいでしょうか?

(1)儲かった銘柄や情報の出所を聞く
(2)初心者の頃の苦労話や失敗談を聞く
(3)他人の儲け話は参考にならないので聞き流す


☆私の考え☆
感情的には(1)です。実際には、聞いちゃいますね。
しかし、正解を予想して答えるとしたら、(3)「聞き流す」だと思います。

大体、自慢話は役に立ちません。苦労話も美化されます。これは、なにも儲け話に限ったことではありませんよね。
私だって「若いころは・・・」なんて話し出すと、いろんなことがセピア色のスローモーションになって、どろどろしたことは出てきませんもの。

さて、正解は?


↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓ 解答

はい、今のぞいてきました。
やっぱり予想通りでした!

プロのディーラーのことや、プロ野球選手、野村監督の言葉などを引用して、説明してくれています。
社内にむやみに敵を作る必要はないので、聞いてあげることは大事。→納得。
相場にも人生の滋味がありますね。


2006/11/28 号の答え

[ 個別銘柄に関する問題 ]
あなたが保有する株に、いきなり仕手らしき買いが入りストップ高まで暴騰しました。どのように対応するのがもっとも適切でしょう。
正解は・・・
(3)半分だけ利食いして、もう半分は下げ始めるまで待つ


わーい!正解でした。 皆さんはいかがでしたか? (3)である理由の解説は下のとおり。

---------------------------------

(1)を選んでも、大きな利益が確定できますので、間違いではありません。 これを選んだ場合には、手にした利益に満足して、その銘柄から離れることをお勧めします。 仕手が入っている銘柄では、翌日も、その翌日もストップ高をつけるようなことがよくあります。 いつまでも値動きを追っていると、なんだか大損したような気持ちになり、ついには高値でもう一度買ってしまうことになりかねません。 高値で買って、仮にそこでも儲けられても、あなたはすでに冷静さを失っていますので、結局はすべてを失くしてしまうのが「おち」なのです。
---------------------------

(2)を選べば、翌日にもストップ高が期待できるという意味で、間違いではありません。 しかし、「仕手」の次の動きを読むことは困難ですので、翌日にはストップ安になる危険性を冒すことになります。 他人の思惑で動いている相場で、自分の損益が大きく振れるのはスリル満点ではありますが、 楽しみ過ぎると、ついには冷静さを失ってしまいます。
--------------------------

(3)では確定した利益は半分だけですが、残り半分の評価益で、どちらの動きにも対応ができます。 折衷案のような、一見つまらない選択肢ですが、腹八分目でいることにより、冷静さを保つことができるのです。

「仕手らしき買い」とは、どういうものなのでしょう?仕手をオンラインの大辞泉や大辞林で調べると、 「能や狂言の主人公の役」とあり、3番目の意味として、「株式市場などで、投機によって大きな利益を得ることを目的として、 大量の売買をする人」とあります。

株式市場や商品市場では昔から仕手筋として有名となった相場師は多くいます。相場操縦まがいの売買で株価を動かし、 大きな利益を得た人もいれば、会社乗っ取りまがいの株式の大量取得を行った人もいます。 近年では、世間を騒がせたライブドアや村上ファンドも、広い意味の「仕手」だと考えてもいいでしょう。

市場の参加者が多く、売り買いともに厚い(流動性の大きい)為替や債券の市場では、 相場の主役となりうる「仕手」と呼べるだけの大きな売買はなかなかできませんが、 ポンドを売り崩した時のソロスなどの投機筋は、「仕手筋」と呼んでいいかもしれません。

では、大量の売買をすれば本当に相場は動くものなのでしょうか?まず、市場が大きく、 相対取引(売り手と買い手の直接売買)が中心の為替や債券市場を例に、価格変動のメカニズムを考えてみましょう。

あなたが大量の資金を扱える、ヘッジファンドのトレーダーだと仮定してみて下さい。 あまり動かない相場付きの日に、あなたは相場を動かしてみようと、 マーケットメーカー(銀行や証券会社)から10億ドル(1,000億円)を買ってみるとします。 あなたが10億ドルのロングポジションを維持しつづけると、市場は「買いたい人だけがいる」状態になり、価格が上がるのです。

マーケットメーカーは、顧客相手に流動性を提供して収益をあげるという仕事のプロです。 動かない相場付きの日には、彼としては大量の売買など受けたくないのですが、 職務上あなたの購入に付き合うしかありません。彼にはあなたが他でどれだけ買ったか分かりませんし、 どんな材料をもとにしているかも知りません。また、あなたには相場を動かそうという目的がありますが、 10億ドルを買われたマーケットメーカーには、ショートポジションを持ち続ける理由がありませんから、 彼はそのショートポジションを即座にカバーします。

彼はあなたに売った価格よりも1銭でも安く買い戻せられれば利益がでます。それができない時には、 高い価格ででも多めに買って、より高くなったところで差額を売って、差し引きで儲けようとします。 たとえば、売った価格の1銭上で20億ドルを買い、3銭上で10億ドルを売れば、差し引きのポジションはゼロに戻りますが、 利益は(?1,000万円+2,000万円)1,000万円出ます。

彼の買戻しに付き合った他のマーケットメーカーも(その次の人も)、同じ理由で、即座にショートカバーします。 ショートカバーとは、空売りの買い戻しですから、「買い」です。この時点で、 当初のあなたの「買い」が、市場で「買い」の連鎖を生んでいます。 この場合のすべての買い手は能動的でオファー(売り呼び値)を取りにいきます。 いっぽうの売り手は受動的にオファーを取られ、即座に能動的な買い手に転じます。つまり、市場には買いたい人だけがいます。

当初の10億ドルの連鎖だけでも、相場は上がっていきます。誰かが儲けようと多めに買うようなことをすれば、 ショートカバーの量は雪だるま式に膨れ上がっていきます。

要するに、どこかで誰かがリスクを取り大量のショートポジションを持ち続けるか、 あるいはロングポジションのはずしが出て、そのショートの量と見合ってしまうまでは相場は上がり続けるのです。

今日の問題に戻りましょう。取引所を通す株式の場合では、マーケットメーカーがいませんので、 売り物を全部こなして上がり続けると、ついにはストップ高となります。空売りしている人が多い銘柄では、 その日に買い戻すことができなかった人たちのショートカバーが翌日に入りますので、仕手が入っている銘柄では、 翌日もストップ高ということが珍しくありません。

そのようにして株価が上がっていくと、昔買っていた人たちのロングのはずしが出て、いつの間にか市場は投機的な、 コストの高いロングポジションでぱんぱんになります。値動きを見て、後から買った人は、もともとの買われた理由を知らず、 後付の材料や噂を信じているだけなので、まだ上がると思っています。

しかし、最初に買った仕手は、すべてを知っていますから、売れなくなる前に売り上がり、 下げ始める前には売り抜けているのが常道です。とはいえ、仕手もしばしば相場にのめり込み、 冷静さを失って破滅してきたのが、相場の歴史です。


2006/11/28 号 保有株がストップ高まで高騰。どうする?

●個別銘柄に関する問題
あなたが保有する株に、いきなり仕手らしき買いが入りストップ高まで暴騰し
ました。どのように対応するのがもっとも適切でしょう。

(1)とりあえず利食いする
(2)上値を確認し、下げ始めるまで保有し続ける
(3)半分だけ利食いして、もう半分は下げ始めるまで待つ


★私の考え わたしだったら(3)の動きをすると思います。

ストップ高なんて、そう簡単にお目にかかることがありません。まずは確実に今手に入れられる利益を確保します。

今から、答えを確認します。


2006/11/14 号 デイトレードをはじめるときに、最も避けるべき銘柄・・・答え!

● 個別銘柄に関する問題
あなたはデイトレードを始めようとしています。その際、最も避けるべきな銘柄はどれでしょう?



正解は・・・
(2)時価総額が小さく、売買高が少ない銘柄


問題の主旨を明確にするために、まずはデイトレードとはどういうものなのか、 そして、そのリスクを整理しておきましょう。

デイトレードとは、基本的にその日のうちに売買を完結し、損益を確定する取引です。 デイトレードではポジションを翌日に持ち越さないため、夜中(オーバーナイト)に何かが起きて損が出てしまうというリスクからは免れます。 このため、プロのディーラーも駆け出しの頃はオーバーナイトでポジションを持つことは禁止され、もっぱらデイトレードだけを行います。

いっぽう、長期保有が前提のファンドマネージャーたちの中には、「明日の動きは分からないが、 1年後の株価の位置は分かる」などと言う人がいます。このように中長期の投資がより安全だとみなす人は、 時間が価格のぶれを吸収すると考えています。実際のところ短期売買では、その価格のぶれをもろに背負ってしまいます。 実は、短期売買のリスクは、非常に高いのです。同時に、短期売買では大きなリターンが狙えることを意味します。

デイトレードのような短期売買も、ずっと保有し続ける長期投資も、本質的なリスクは同じです。 短期売買では、長期保有で起こりうる有事やスキャンダルなどのイベントリスクは減りますが、 その代わり長期投資ならば誰も気にとめないようなつまらない噂などで動くリスクがあります。

デイトレードなどのキャピタルゲイン狙いの投機では、価格の変動幅がそのまま損益につながります。 その損益を、損失の側からみればリスク、利益の側からみればリターンです。価格が動かなければ儲けることはできませんので、 ボラティリティ(価格変動)の大きいものが、キャピタルゲイン狙いの投機に適していることになります。

1日あたりのボラティリティは、通常、年率で現されているボラティリティの数値を16で割ることにより得られます。 16とはルート256(約1年の取引日数)なのですが、詳しい説明は煩雑なだけですので、ここでは1年のボラティリティを16で割ると、 1日分となるとだけ知っていてください。

つまり、デイトレードのリスク・リターンは1年間持つことの16分の1だと分かります。 そして、1日当たりは16分の1なのですが、毎日(256日)デイトレードを繰り返せば、 1年間持つことの16倍のリスク・リターンとなるのです。この辺りに、デイトレードと中長期投資のどちらのリスクが大きいのかと、 意見が分かれる原因があります。

実際、短期間で大きな収益を残した人は、相当の速度で短期売買を繰り返しています。 つまり短期売買では、長期投資ほどの値幅はとれませんが、同じ値幅を取るに要する時間が極端に縮まるので、 時間効率ははるかによくなるのです。

デイトレードの持つ、これらの特質を理解したうえで、本日の問題を考えてみます。

(1)その日に決算の下方修正が発表された銘柄で、普通に考えられるのは、売られるだろうという事です。 そして、大きく売られ過ぎたならば、買戻しが期待できます。 つまり、デイトレードに適した「ボラティリティの大きなもの」という条件に当てはまります。 こういった銘柄は、いったん売られた後は、買い戻されますので、自分もそのようなトレードを心がけるようにします。 買い戻されているときに遅れて売ると、つかまる確率が高くなります。

(3)の信用取引で行うのはキャピタルゲイン狙いの投機ですから、 残高の多い銘柄は売買の回転やボラティリティが高く、デイトレードにも適した銘柄だと言えます。

(2)のように売買高が少ない銘柄は流動性が低く、通常はボラティリティも小さいので値動きが悪く儲かりません。 また、このような銘柄に大きな売り買いが入ると、値が飛んでしまって思った価格で売買ができず、 思わぬ損失につながる場合があります。もちろん思わぬ利益にあずかれる場合もあるのですが、 そういった運に頼っていてはデイトレードでの成功は望めません。

プロのヘッジファンドでも世の中を騒がすほど大きな損失のほとんどは、流動性を軽視したことから起きています。


2006/11/07 号 日本の株価・・・の答え!

●その他の問題
日本の株価(日経平均)は4月初旬の17,500円台の高値をつけてから7カ月以上、6月中旬の安値14,000円台との間で、 乱高下ともいえる動きをしています。そろそろどちらかに抜けても良さそうに思えるのですが、 テクニカル的にどう捉えて売買するのが適当でしょう?



正解は・・・
(3)三角保合に入っているため、
どちらともいえない。


高値波乱とは、上昇相場の最終局面で売り買いが交錯し、乱高下を繰り返しながらも高値を更新できない相場をいいます。 そして、ある一定の日柄をこなしたあとは、急落する運命にあります。日経平均は4月の高値以来、上下に大きく振られながらも、 高値が切り下がっていますので、高値波乱だという見方もできます。この点からは(1)が正解のようにも思えます。

いっぽう(2)の答えのように、大きく売り込まれて6月に安値をつけた後の日経平均は着実に安値を切り上げてきています。 6月以降の期間だけをみれば、日経平均は上昇トレンドにあるのです。

つまり、週足でみるとよく分かりますが、日経平均は高値は切り下がるが、安値も切り上がっているという、 三角保合(さんかくもちあい)に入っています。三角保合はどちらに抜けるか、トレンドを模索中の相場ですから、 (3)のどちらともいえないが正解となります。もっとも、 三角保合は入ってきた方向と逆方向に抜けることが多いともいわれていますので、その場合ですと、日経平均は上抜けします。

上抜けしてしまえば、高値は高値でなくなりますから、高値波乱などとは誰も言わなくなります。このようにテクニカル分析とは、 過去から現在までの値動きのデータ(始値、高値、安値、終値)をもとに分析しますので、 明日新しいデータが出て過去を塗り替えてしまえば、それまでの分析はまったく意味をなさなくなります。 つまり、新高値が更新されたならば、前の高値のテクニカル分析上の意味は、ヒストリーです。

個人的には、私は上抜けをみています。高値波乱ですと、ある一定の日柄をこなしたあとは、急落する運命にあります。 しかし今回の局面では、一定の日柄をこなしてからは、むしろ安値を切り上げています。ここが高値圏でなければ、 踊り場(階段などの途中の平たいところ)、つまり上の階への骨休めの場所でしかありません。

また日本株は、日本の景気や企業収益、他国の株式市場からみて、それなりに割安感が出ています。 運用難ともいえる多額の運用資金の受け皿として、日本株が再注目を浴びるだけの条件が揃ってきているのです。 商品相場や債券相場は、運用難だと説明するしかないところまで、買われてしまっています。 ここからどれだけ取れるかを考えると、商品や債券、新興国の株式ではなく、踊り場にいる日本株が絶好のターゲットに思えるのです。


2006/11/14 号 デイトレードをはじめるにあたって最も避けるべき銘柄は?

■目指せ!相場の勝ち組?矢口新の『トレードセンス養成講座』

相場の世界で勝ち組になるためには、価格の変動要因やリスク・リターンなど
の本質を掴まなければなりません。わたし矢口新が監修するこの講座で、あな
たも「相場力UP」を目指しましょう。

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●個別銘柄に関する問題
あなたはデイトレードを始めようとしています。その際、最も避けるべきな銘柄はどれでしょう?

(1)場中に決算の下方修正が発表された銘柄
(2)時価総額が小さく、売買高が少ない銘柄
(3)信用取引残高が多い銘柄



【素人の私(yuriko)の考え(答えを見る前に書きます)】
(2)時価総額が小さく、売買高が少ない銘柄 だと思います。

値動きが少ないということは、場合によっては一日なにも動かないということもありえます。それでは、デイトレードでがんばろうと思っても、がんばりようがありません。
(1)で、その銘柄が下落してくとしても、売りという対処ができる。
(3)信用取引もリスクを計算して望めばそれほど恐ろしくもないと思います。値が動くということは、チャンスも広がるということ。

さて、正解は?


【監修:矢口新(やぐちあらた)】
1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。野
村證券(東京、ニューヨーク、ロンドン)、ソロモン、UBSなどで為替、債券
のディーラー、機関投資家セールスとして活躍。著書『生き残りのディーリン
グ決定版』は現役ディーラーの“座右の書”として、高い評価を得ている。現
在は会社社長兼ファンド・マネージャーとして、資本金を株式市場などで運用。

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「株価が上げ下げするのは、なぜ?」こういったことを本気で考えてみたことがありますか?投資と投機の違いを知り、リスク管理ができるようになると、他人事であった「おいしい話」が身近なことになってきます。また、そういう知識があれば「元本保証で高利回り」などといった、あり得ない手口の詐欺にかかることもなくなります。パンローリング2940円、10月11日発売)
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2006/11/07 号 日本の株価はこれからどう動く?テクニカル的に判断!

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■目指せ!相場の勝ち組?矢口新の『トレードセンス養成講座』
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相場の世界で勝ち組になるためには、価格の変動要因やリスク・リターンなど
の本質を掴まなければなりません。わたし矢口新が監修するこの講座で、あな
たも「相場力UP」を目指しましょう。

≪問題≫
以下の問いを読んで、もっとも正解に近いと思う解答を選んでください。

●その他の問題
日本の株価(日経平均)は4月初旬の17,500円台の高値をつけてから7カ月以
上、6月中旬の安値14,000円台との間で、乱高下ともいえる動きをしています。
そろそろどちらかに抜けても良さそうに思えるのですが、テクニカル的にどう
捉えて売買するのが適当でしょう?

(1)高値圏での乱高下は、いわゆる高値波乱なので、下抜けを予想し売る。
(2)6月の安値以来、安値が切り上がっているので、上抜けを予想し買う。
(3)三角保合に入っているため、どちらともいえない。

↓《あなたの「相場力」をチェック!解答はウェブページで》↓
解答と解説



【素人の私(yuriko)の考え(答えを見る前に書きます)】

正直に言って、よくわかりません。それぞれの選択肢、見たことある言葉が並んでいますが、どんなことなのかはわかっていないんですね。困りました。

直感で(2)

とにかくこれからは景気も株価も持ち直しそうな気がします。マスコミが醸している雰囲気はまさに「明るい未来」ですよね。

テクニカル的にまるっきりなっていない恥ずかしい回答でした。

一時期、思いつきで銘柄を選んで日本株を買いましたが、当然見事失敗。20万円くらいの損を出して、してしばらくお休み中。
相変わらずのこんな調子ではこれからも株を買うことはできそうもないなと自己評価しました。おそまつ。


【監修:矢口新(やぐちあらた)】
1954年和歌山県新宮市生まれ。早稲田大学中退、豪州メルボルン大学卒業。野
村證券(東京、ニューヨーク、ロンドン)、ソロモン、UBSなどで為替、債券
のディーラー、機関投資家セールスとして活躍。著書『生き残りのディーリン
グ決定版』は現役ディーラーの“座右の書”として、高い評価を得ている。現
在は会社社長兼ファンド・マネージャーとして、資本金を株式市場などで運用。

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